その響きを逃すな -前編- 

最近なかなか新譜でバチッとはまるものに出会えていません。
これはタイミングもあるので仕方がないのですが、
音楽は多少なりともほぼ毎日聴くので、
そんなときは昔の曲を引っ張り出してちょこちょこ聴いたりします。
その中から気になったものを少し…


Hi-5 / フューチャーエレクトロパレード


すごく今風と言ったらおかしいけど、
10年以上前の曲とは思えない。
シンセの使い方とか、
ラウドなベースとか
ところどころ当時の空気みたいなものも感じますね。
今でもすきだなぁ、
こうしてみると時代の先端を走っていたのかな?
少なくとも全然古くないよね?
この辺は当時を知らない人にしか判断出来ないから何とも言えないけど。


この曲というかこのバンドのドラムがすき。
この叩き方というかなんて表現すればいいんだろう。
バカスカ叩くドラムがすきです。
Hi-5のライブ映像を見たことがあって、
思い出すと今でも必ず頭の中をドラムがループします。


HPを見る限りまだ活動中(だよね?)という事にも驚いたし、
わたしが聴かなくなってからほどなく
ベースの人がギターになっていたのにも驚いた。
ギターレス3ピースという印象が強かったので。


久しぶりに聴くHi-5はとても新鮮で、
タイミングがタイミングならもっと注目されていたんじゃないかな…

…と思ったけど、
アルバムをしばらく聴いていると、
その後あまり聴かなくなった理由もなんとなく思い出した。

ともあれそれは個人の感想なので、
もっと評価されていてもよかったような気がする。
(これも個人の感想だけど)


音楽だけにかかわらず仕方がないことだけど、
どうしても若い新人に注目が浴びやすい傾向にある。


長く継続されているものや、
注目される機を逃してしてしまったものを、
もっと拾い上げられればいいのにと思う。
でもそれがとても難しいことだということも分かる。


わたしが気になってチェックしているだけのような気もするけど、
THE PINBALLSが少しずつ注目を浴びているような気がしてすごくうれしい。
キャリアと年齢が結構上なので、
今の勢いでつぱしってくれないかなぁと思う。
(余計なお世話だ)


(つづく)